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能登半島地震の被災地では7日、断続的に雪が降った。翌日にかけて大雪となる可能性が伝えられ、物資を運ぶ幹線道路の夜からの通行止めが発表された。
多くの住宅が倒壊した石川県輪島市は、被災して暖をとりづらい自宅や車中で過ごす人に「大雪になりそうだったら一時的にでも避難所へ行って欲しい」と呼びかけた。市役所内の避難者らには、厚い段ボールと毛布を配布。受け取った女性(70)は「寒さがさらに厳しくなるが、親戚から励ましの電話ももらった。一緒に生活する人同士、助け合って乗り切りたい」と話した。
自宅から約2キロ離れた輪島高校の避難所に来た女性(75)は「暖かいし、建物も心配なさそう。安心した」と息をついた。夫(79)と過ごしていた自宅は地震で傾き、雨漏りしていた。近所の人から「今夜は雪が降るし、建物自体も危ない」と勧められ、車に乗せてもらって来た。夫は「雪が10センチ積もったら、(自宅の)屋根はつぶれるかもしれない」と心配していた。
一方で自宅にとどまる人もいる。被災して雨漏りする家で1人で過ごす道下良夫さん(76)は、「雪が降るなら降ったらいい。気持ちがあれば、寒さなんか二の次なんだ」。多くの人と一緒に生活する避難所には行きたくないという。
地震で傾いたためか、玄関の…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル